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世界中の人にもっと手軽に茶道を楽しんで頂きたい!『茶禅』竹田理絵氏が語る願いとは

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銀座に構えるお茶室『茶禅』。日本人のみならず訪日外国人にも日本の伝統文化『茶道』が気軽に体験できる場所を作りたい、そんな思いから2014年に竹田氏は茶禅を開きました。

 

東京での茶道体験以外にも、海外に出向き路上での茶道パフォーマンスを敢行したり、アメリカで開かれる世界のお茶の展示会『world tea expo』に参加したりと非常に活動的です。

 

いかにして外国の方々にお茶の魅力を知って貰うか。常に解決策を求め行動する竹田氏はおしとやかな外見に反してとてもクレバー。

 

そんな竹田氏に茶禅でのインバウンド事情や海外での茶道PR活動について語って頂きました。

竹田氏が考えるお茶の魅力とは

―まず訪日外国人向けに茶道を広めようと思ったきっかけを教えてください。

 

茶道は日本の総合伝統文化といわれ、ただお抹茶を飲むだけでなく、茶道を体験することで書道や華道、香道や着物など様々な日本の伝統文化を体験することができます。ぜひ世界中のみなさまにもそんな日本文化の良さを体験して頂けたらと思い『茶禅』を開きました。

 

―和食もそうなのですが、お茶もまた世界的にブームになっている印象があります。最近ニュースで海外のスーパーとかでもお茶のペットボトルが売られるようになり日本のお茶が海外の人にも認知されてきています。ここまで日本茶が海外で愛されている理由をどのようにお考えになりますか?

 

まず和食が海外に広まり、それと共にお茶が広がりました。更に健康志向が高まっているという事で、無糖でヘルシーなお茶が広がっているのではないかと思っています。

 

―茶禅が制作した動画を拝見しました。外国の方がお茶を飲んでいるシーンを見ると、飲んだ瞬間凄く和やかな良い顔になりますよね。そういった力がお茶にはあるのかなと思いました。

 

茶禅が外国人の接客で工夫していること

―竹田さんは以前外資系の企業で働いていたということで英語はお得意なのかなと思います。茶道教室では海外の言葉でコミュニケーションする機会が多いと思いますがそのうえで苦労していることはありますか?

 

茶禅のスタッフはそれぞれ、英語、中国語が話せるので有難く思っております。ホームページやパンフレット、ビデオなども全て英語対応で、お客様に安心していただけますようにと思っています。

 

―茶禅には英語圏でない国から来られる方もいるかとおもいますが、そういう場合でもボディランゲージで通じたりするものでしょうか?

 

そうですね。最近は片言の日本語を覚えてこられる方もいますし、お互い心が通じると言語がわからなくても、ボディーランゲージで伝わります。

 

―逆に文化が違う外国の方のおもてなしで工夫している事はありますか?

 

茶道というと正座というイメージがあるかもしれませんが、茶禅では外国の方は勿論、日本の方にも特に正座は強要してはいません。足を伸ばしていただいたり、足を組んだり、横座りしていただいたりと気軽に楽しんでいただけるようにしています。

 

―こちらの文化、作法を押し付けるのでは無く、海外の方でも気軽に楽しめるようにしているという事ですね。集客に関して工夫している事はありますか?

 

ご予約は、英語のホームページや旅行会社様、あとは体験サイトに登録することで集客をしております。

 

―ちなみに来られる外国人の方で一番多い国はどこになりますか?

 

やはり多いのは欧米の方々で、特にアメリカの方が一番多いです。

 

―そうなんですか?なんか中国の方が多いイメージがあったのですが。

 

アジアの方も多くなってはきましたが、7割以上が欧米の方になります。

 

―やはり欧米の人の方がお茶を楽しむ機会がないという面もあるのかもしれませんね。

 

そうですね。全く違う文化ということで、茶道体験にいらしてくださっているのだと思います。

 

茶禅一服カードが生まれた経緯

―茶禅は『茶禅一服カード』というお抹茶と組み立て式の茶筅がセットになった商品を販売しています。この商品を見たとき凄く感銘を受けました。カジュアルにお茶を楽しめますし、見た目もかわいいですし、お土産としても凄くいいですよね。

 

ありがとうございます。茶禅一服カードはそのままお手紙としてお友達やご家族に送ることもできますし、表は着物柄で中を開けていただくと裏側が畳柄になっております。その畳柄の上で日本の茶室を思い浮かべながらお茶を点てていただけましたら嬉しいなと思っています。

 

組み立て式の茶筅や抹茶も入っておりますので、ご家庭にあるカップや器で手軽にお楽しみ頂けましたらと思います。

 

―ユニークな発想だと思ったのですが何かこの商品を作ろうと思ったきっかけてありますか?

 

茶道を体験した後にお抹茶や茶筅を買ってくださる方も多いのですが、もっと手軽にお抹茶を楽しみたいという声もありました。そこでより多くの方々にお楽しみ頂けますように、折りたたみの茶筅やスティックのお抹茶で、ご家庭で簡単に茶道をお楽しみいただけるようなセットを作りました。

海外の路上で茶道パフォーマンス

―竹田さんは海外の路上でお茶会をするパフォーマンスをされているとの事なのですが現地の反響はいかがでしょうか?

 

赤い野点傘と毛氈(もうせん)を広げてお抹茶を点てるのですが、海外の方が興味をもって集まって下さいます。「お茶をどうぞ」とお出しするとみなさん喜んで召し上がってくれますね。

 

―タイムズスクエアとかいろんな所でパフォーマンスしておりますが、他に変わった場所でもやられたりしますか?

 

ロサンゼルスではビーチでも行いましたし、幼稚園でもさせていただきました。

 

幼稚園では子供たちも喜んでお抹茶を飲んでくれました。

 

―子供たちにもいい経験になりますね。

 

はい。それ以外の海外活動として今年もラスベガスで開かれる『world tea expo』という、世界に向けてお茶の魅力を発信する展示会に参加させていただきます。そこで世界に向けて、お抹茶や日本の伝統文化の素晴らしさをお伝え出来ましたらと思っています。

 

―そこでは何かパフォーマンスをされる予定ですか?

 

茶道のデモンストレーションをさせていただきます。またお抹茶や茶禅一服カードで、お客様に実際にお茶を点てていただき、お抹茶を召し上がっていただきたいと思っています。

 

日本人にも和のマナーを知って欲しい

―竹田さんは話を伺っているととても行動力のある方だと感じます。お茶の文化を広める以外にもビジネスマン向けのマナー研修なども行っていますよね。マナー研修に関してはどういった考えがあってはじめようと思ったのでしょうか?

 

マナーというのは自分も勿論ですが、お相手の事も考えて気持ちよく過ごすということです。しかし最近は日本人なのに和のマナーを知らないという方が多くなり、是非教えて欲しいというご要望が増えて参りました。そのようなお声があり、和のマナーやお作法の教室を始めさせていただきました。

 

―やっぱりたくさんの外国人の方が来られるなかで日本人が和のマナーを知らないと恥ずかしいですし、わたくし自身も耳が痛いなと思うところであります。竹田さんのこのような活動は今後重要になっていくのではと思いました。

 

今後の茶禅について

 

―訪日外国人がここ数年で急増しており、2020年にはオリンピックも始まります。それに向けて何か特別な動きとか考えたりしているのでしょうか?

 

特別な動きということではないかもしれませんが、私も海外に出向いて、日本の良さを多くの方々にお伝えして、日本においでいただけますようにと思っております。また、茶禅一服カードは日本の佳さを手紙でお伝え出来るものなので、まだ日本にいらしてない方々に茶禅一服カードを通して、日本に興味を持っていただけましたらと思います。

 

―ちなみにたくさんの方が茶禅に来られると思うのですが、日本人と外国人の割合とはどのくらいでしょうか。

 

8割が外国の方で2割が日本の方ですね。

 

―もう少し日本人の方にも来て欲しいという気持ちはありますか?

 

そうですね。日本の方は茶道と聞くと、『敷居が高い』、『正座をしなくてはいけない』、『作法を知らない』と、ちょっとしり込みしてしまう傾向があると思うのですが、茶禅での茶道体験は、全くそのようなことはありませんので、日本の方にも是非お気軽におこし頂ければと思っております。

 

―わたしも日本人でありながら茶道の心得がないので機会があれば是非伺いたいなと思っています。

 

是非いらしてくださいませ。お待ちしております。

 

最後に

 

私の慣れないインタビューにお付き合い下さった竹田氏。実際にお茶までたてていただきました。所作のひとつひとつが優雅で、今まで茶道に触れたことがなかったわたしにとって感動の連続でした。

 

訪日外国人の消費活動もモノ消費からコト消費に移り変わりました。少しでも多くの外国人が茶禅を通じて日本文化を体験して頂き、それをきっかけに訪日リピーターが増えればと思います。

 

そして日本人のわたしたちも、訪日外国人に対しおもてなしの精神やテクニックを改めて学ぶ必要があるではないでしょうか。

 

改めて竹田氏、ありがとうございました。

 

 

株式会社 茶禅

代表取締役 竹田 理絵

104-0061 東京都中央区銀座4-12-17 銀座石川ビル5F

http://www.chazen-co.jp/