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外国人向け料理教室わしょクック代表取締役・富永紀子さんインタビュー後編

2017年03月16日

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わしょクック代表取締役の富永紀子さんのインタビュー後編です。前編では料理教室を開いたきっかけや、文化が違う外国人の方相手に料理を教える際に工夫していることなどをお聞きしました。前編はこちら

後編ではわしょクックの集客方法や、外国人とのコミュニケーションに関する考え方、将来の夢についてお聞きします。

 

大事にしていることは下の名前で呼ぶことです。外国の方は下の名前で呼ぶのが当たり前ですが、日本人は親しい間柄以外下の名前で呼ぶことはあまりないですよね。ビジネス現場は別ですが、こういった料理教室では名前で呼んで挙げた方がフレンドリーですよね。

 

―訪日の方と在日の方の割合ってどうですか?

前は在日の方が多かったんですけど、今は訪日の方が凄い増えまして、団体を入れると9対1になります。団体を入れずに個人だけだと6対4くらいで訪日が多いですね。

 

―みなさん何経由でわしょクックさんを知るのでしょうか?

ホームページだったり、facebookだったり、Airbnb経由だったりですね。あとはTripAdvisorにも載せていますので、レビューとか見たりして知りますね。

 

―Airbnbにも出しているんですか?

Airbnbが2016年の11月から体験ホストをスタートさせたんですよ。いままで民泊だけだったじゃないですか。11月から体験もやりだしたんですね。ですのでお試しで11月からうちもやりはじめました。あと旅行会社とも組んでいるので、団体は旅行会社から来ますね。

 

―外国の方の国の割合を教えてもらえますか?

アジアが6割くらいですね。アジアのなかでも台湾、中国であとフィリピン人が多いですね。相模原にフィリピンバーがあるので、そこの方々が多く来ます。ですので在日はフィリピン人おおいですね。後は欧米系ですね。米軍基地があるのでアメリカ系とあとはオーストラリア人です。

 

―南米の方とか来られたことありますか?

ありますよ。アメリカの南米の方だったり。あとこれはレアなんですけどタンザニアに日本料理を教えに行きました。

 

―え?タンザニアですか?

はい。タンザニア大使の依頼で和食を教えに来て欲しいといわれて、タンザニアに行ってきました。

そのときの料理は親子丼、味噌汁、出汁。むこうはブロッコリーや鶏肉がメジャーなので、チキンとブロッコリーと、海老でバター炒め、照り焼きチキンでしたね。

 

―その時のコミュニケーションは英語ですか?

英語です。

 

向こうは日本の調味料がないので、なんちゃって醤油しかなかったので日本から全部もっていきました。日本料理自体知られてなくて、日本料理屋さんもまだ流行ってないですし。ですので国によってまだ日本料理が浸透している所としてない所がありますね。

 

―外国の方と接する上で大事にしている事は?

大事にしていることは下の名前で呼ぶことです。外国の方は下の名前で呼ぶのが当たり前ですが、日本人で親しい間柄以外下の名前で呼ぶことはあまりないですよね。ビジネス現場は別ですが、こういった料理教室では名前で呼んで挙げた方がフレンドリーですよね。

 

―何かネームプレートとか付けるんですか?

はい付けます。外国の人の名前って聞き取るのが難しいので、カタカナで書いて名前で呼ぶ合うようにしてコミュニケーションをとってます。

あと日本人と接する時より、すこしオーバーアクションで声を大きくしたり、顔を見て話すのは勿論ですし、褒めるとき「すごい!グッジョブ!」とオーバーアクションに言ったほうが良いですね。

 

英語は喋れたほうが全然世界が違って見えますし、私も喋れなかったらわしょクックは開いてなかったと思いますね。

 

―英語ってどのように学ばれてたんですか?留学していたとか?

英語って凄いコンプレックスで全然できなかったんですよ。でも外国で住みたかったんです。それで化粧品会社と製薬会社のマーケティングをやっておりまして、最初ドメスティックだったんですけど、英語をやらなくてはと思い外資系の化粧会社に転職をしたんですよ。そこで10年ほど叩き込まれまして、英語が喋れるようになりました。ただ外国に住んでたわけではないので苦手は苦手ですけどね。

 

―やっぱり外国に住んだ方が語学習得の近道ですか?

間違いないですね。住んで現地でもまれた方がいいですね。

英語は喋れたほうが全然世界が違って見えますし、私も喋れなかったらわしょクックは開いてなかったと思いますね。

―講師の方は英語を喋れるんですか?

講師は3分の2は喋れます。後の3分の1は喋れないのですが、私は中学生くらいの英語が喋れれば大丈夫だと話してます。料理って7割くらいジェスチャーでできるし、外国人の方もそんな流暢な英語で習おうとも思っていませんので、片言の英語で伝わります。料理に必要な料理関係の言葉は認定講師の授業で教えてるので問題ありません。

というのも以前50人の中国人に料理を教えた時、英語が通じませんでした。通訳も1人しかいなかったのですが、そのことを聞いたのって当日の1週間前だったんですよ(笑)

レシピは中国語に訳してあって最初のデモンストレーションは中国語の訳をつけていたのですが、10テーブル分かれてたのであとはそれぞれがジェスチャーで教えてましたね。それでもなんとかなったようで、みんな自信がついたようですよ。

家で外国人に和食を教えてくれる人がもっと育っていって、外国人の方が日本人の家庭で和食を習えるような環境を全国に作りたいなと思っています。

 

―あと2年でニュージーランドに移住するとのことだったんですが、なにか夢とかってありますか?

日本全国にわしょクックを広めたいですね。広げていって外国人がどこに行っても郷土料理やその土地のものを食べれるようにしたいのが日本での将来像です。ですので認定講師を増やしていく活動を合わせてやっていきたいと思い、社団を立ち上げました。認定講師の教育をして、わしょクックでは外国人の集客だったり企業とのとりくみだったり講師活動をしていきたいなと。

夢は世界にわしょクックができていくことですね。

日本の認定講師が外国に行ってもいいですし、外国からもタンザニアの件のように教えに来てっていう話があったりするので、少しずつ外国に和食を教えられる日本人が増えるといいなと思いますね。

 

―日本では、できれば47都道府県に郷土料理が教えられる認定講師がいて自宅で家庭料理が教えられるみたいな状態にしたいわけですね。

そうですね。家庭料理にこだわっていて、家で外国人に和食を教えてくれる人がもっと育っていって、外国人の方が日本人の家庭で和食を習えるような環境を全国に作りたいなと思っています。

 

―例えば民泊とかで泊めてあげたりすればもっと交流ができますしいいですよね。

そうですね。認定講師の先生も民泊やられてる方が結構いますね。

 

―インバウンドの市場って今すごいじゃないですか。かつ言われているのが地方創生、地方に外国人の方をいかに送っていくのが課題って言われてますよね。ツアーじゃなくて個人旅行FITが増えているといくことで、今までは京都、大阪、東京の所謂ゴールデンルートと呼ばれているところしか行かなかった人たちが東北、北海道にとなっていくと、わしょクックさんの事業っていうのはとても有意義と言えますね。家庭にはいって泊まりながら日本料理を学べるのはいいですね。

そうなんですよ。結構東京まで九州とか青森から、認定講師の授業を受けに来て下さる方もいて、あとあまりに関西地区のニーズが多かったので、私が関西に教えに行っていますね。今年は10人は関西地区で認定講師ができると思います。

 

―いま既存の認定講師ってどれくらいいらっしゃるんですか?

(2017年、2月末現在)今は卒業生が30人くらいですね。関東が中心で、大阪が3、4人、九州にもぼちぼちいますね。

 

地方は外国人料理教室をやっているところが少ないのでチャンスではないのかなというのと、東京に比べればお家の環境がゆったりとしているので、家で教室が開き易いと思います。

 

―料理教室の現場で何かトラブルが起きたことはありますか?

トラブルとは違うかもしれませんが、遅刻する方は多いですね。ただそれは価値観というか文化の違いなので、遅刻は当たり前だと思ってます。ですのでとくに怒ったりはしませんね。

 

―最高でどれくらいの遅刻がありましたか?

40、50分位ですね。そのときはもう始めちゃいますね。10分位の遅刻は普通ですね。

 

―よく言うのが定刻通りに日本の電車が来るのがそもそも凄いって思うようすね。イギリスとか海外に行くと電車が20分30分遅れてくるのが当たり前なので、定刻で電車が来る日本は凄いってなるようです。

あとはドタキャンとか。それと基本的には日本食なんて作ったことがないので失敗も多いんですよ。卵を三角コーナーに割っちゃうこともありますし。分量を量り間違うとか、焦がしちゃうとかは当たり前ですね。そこはポジティブに、これもイベントの一環として置き換えますね。

始めて作るので失敗は当たり前ですし、他人のキッチンって使いづらいじゃないですか。外国のキッチンとかってが違いますし。わかんないのは当然かなと思いますね。

―わしょクックさんのホームページの写真とか見ても男性が結構多いじゃないですか。昔は日本人って良い意味でも悪い意味でも女性が料理をして男は基本仕事をしてっていうのがあったじゃないですか。今は少しかわってきてるようですけど。外国の方でも男性の方が料理したりするんですね。

男性の方で料理って流行ってますよ。男性の料理ってどっちかというと実験ですね。こういう調味料とこの調味料だとこんな味になるみたいな、だから女性に比べて慎重に一生懸命やりますね。女性はもうちょっと適当にぱっぱって感じですね。男性は分量はかって、盛り付けも丁寧だしこだわりがありますね。

 

―男女比はどれくらいですかね。

男が4割、女が6割くらいですね。

 

―ここに来る男性はもともと料理している人が多いのでしょうか?

そうですね。ここに来る男性は自分で好きでやっていたりしますね。ピンきりではありますが、手馴れている人も多いですよ。ただ全くできない人っていうのはいませんね。全くできない人は、料理を習う奥さんについてきて、作っているところを写真に撮ったりなんかしてますよ。

 

―いままで変った方ていましたか?

変ったお客さんは・・・みんな変ってはいるんだですけど(笑)

訪日の方は体験したがりますね。例えばほうれん草の根元を洗ってくださいっていうと、みんな体験したいので並ぶんですよね。ひとりひとり洗ってごらん!洗ってごらん!って言っていちいち洗うんですよね(笑)切るのもみんなやりたがるのでどうしても時間がかかりますね。

 

―日本の方とかは料理を習いにたりしないんですか?

英語でクックキングっていうクラスがあるんですよ。それは外国人と日本人の混合クラスで英語と料理を学びたい人が来ますね。外国人は1人わたしのほうでアサインしといて授業を開きますね。

そうすると面白いですよ。英語でやるから日本人もなんかテンションあがって全然日本語で習う教室とは違ってきますからね。

 

―勉強するにはいい環境ですよね

そうですね。

 

―それではインタビューは以上です。本日は貴重なお話をありがとうございました。

こちらこそありがとうございました。

 

まとめ

わしょクック代表取締役の富永紀子さんのインタビューを前編後編に分けてお届けしました。ニュージーランドで食べた家庭料理をきっかけに、日本とニュージーランドを、日本と世界を和食で繋げたいと考えた富永さん。お話を聞いてその行動力の高さに驚きました。

恥ずかしながら英語がまったく喋れない私ですが、中学生英語やジェスチャーで充分外国人に伝わるといった話に非常に勇気をもらった次第です。外国人とのコミュニケーションのコツなんかも聞けて非常に勉強になりました。

料理教室も相模大野だけでなく吉祥寺、四谷、下丸子、吉祥寺と増えております。日本人の方も英語と料理が学べる『英語でクッキング』コースがありますので、ぜひ受講してみてはいかがでしょうか。

わしょクックさんの活動でまだ和食が浸透していない国にも和食のすばらしさが伝わっていくことを今から楽しみにせずにはいられません。

 

富永紀子さん、改めてありがとうございました。

 

株式会社わしょクック

代表取締役社長 富永紀子

〒252-0302
神奈川県相模原市南区上鶴間本町4-2-22

http://washocook.com/

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