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外国人向け料理教室わしょクック代表取締役・富永紀子さんインタビュー前編

在日・訪日外国人の方に日本の家庭料理を教えている料理教室、わしょクック。外国人観光客が急激に増えている昨今、日本の文化を知りたい、体験したいと考えている外国人にとって、わしょクックのような存在は貴重と言えます。

今回講師であり、わしょクック代表取締役でもある富永紀子さんにインタビューをさせていただきました。前編ではわしょクックを始めたきっかけや、文化の違う外国人の方に料理を教えることで工夫していること、後半では外国人とのコミュニケーション方法や今後の展望など伺いました。

外国人向け料理教室わしょクック代表取締役・富永紀子さんインタビュー後編

8年前の大晦日に意を決してニュージーランドに行った時に、そこで頂いた家庭理がすごくおいしかったんですよ。

 

―外国人向に料理教室をやろうと思ったきっかけを教えてください。

 

実は2年後にニュージーランドに移住しようと思っていまして、移住しようと思ったきっかけと、わしょクックを開こうと思ったきっかけが一緒なんですね。今から8年前なんですがニュージーランドのオークランドから車で5時間くらい行った北の果てに一軒のロッジがあったんです。

そこでは一日一組限定でマスターが目の前のビーチから新鮮な魚介類を取ってきて奥さんが料理をしてお客に出すということをしていました。すごく前にテレビで見ていて行きたいと思ったのですが、なかなか遠くていけませんでした。それで8年前の大晦日に意を決してニュージーランドに行った時に、そこで頂いた家庭料理がすごくおいしかったんですよ。

いままでニュージーランドになんども行った事あったし、海外にもいった事あるんですけど、レストランで出される料理と違って、すごくシンプルなのにあたたかくておいしかったんですね。ご夫婦との会話も楽しくって、だんだんみなさんででわいわいやって、ワインをもってきてというのがやっと旅行で現地に入ったという感覚があったんです。

次の日もお友達のパーティに連れていってもらったのですが、そこでも家庭料理を頂きました。ニュージーランドは移民の国なので、北の果てにアメリカからフランスからいろんな人がいっぱいいるのですが、『なんでここに住んでいるの』って聞いたら、『ここでは素のままの自分を受け入れてくれるから楽だ』ということでした。滞在中私も同じ感覚だったので、いつかは自分も家族で外国に住みたいと考えていたのですが、ニュージーランドにしようと決めました。

ニュージーランドに住むとなれば日本の家庭料理をニュージーランドの人に伝えて、ニュージーランドと日本を繋げたいと思ったのが今から8年前です。ニュージーランドの料理と日本の料理って結構似ているんですよ。その時10年後にニュージーランドへ移住しようと考えたので、あと2年後になりました。

日本に帰ってきて、みんなにそのことを話したら『そしたら日本でやってみたら』って言われたんですね。

わしょクックのロゴに映っているのが義母で、徳島出身の84歳のおばあちゃんなんですけど5年前から同居しはじめたんですね。料理がすごく上手いんですよ。それをレシピに書き起こして、外国人の方に振舞ったらすごく評判が良くって、じゃあこれはレシピをコンテンツにしてやっていけると考えたのが料理教室を始めたきっかけです。

 

―『徳島料理』というのがあるのですか?

 

徳島料理っていうのはないのですが、特徴としてちょっと甘めなのと、たけのこなどの素材がいいので、素材を活かした料理が主流です。おばあちゃんの料理なので変った調味料は使わず、料理のさしすせそだけでできる料理をメインにしてますね。

 

―ニュージーランド料理っていうのはどういうのがあるのですか?

 

ニュージーランドはお肉ですね。ラム肉が有名ですね。あとは新鮮なお魚や貝が採れるので、割と日本に近い味になりますね。

 

―ニュージーランドの家庭料理に感動したということですが、移住先として他の外国の選択肢はなかったのでしょうか?

 

ニュージーランドが移民を奨励しているので移住しやすいのと、あと多国籍の方が多いので入り込みやすいところですね。あとは治安が良いとか、食事がおいしいとか、教育制度が整ってるなど理由はありますが、一番はそこですね。

外国人にとって料理教室に通うのって、イベントに参加する感覚なので、ちょっと日本人と違うんですね。
アトラクションのような要素があって、抑揚があったほうが盛り上がります。

 

―外国人の方に一番人気のあった和食料理って何ですか?

 

巻き寿司ですね。かんぴょうと厚焼き玉子と、きゅうりとにんじんとカニカマを入れてます。外国の方で生ものが苦手な方がいるので、最初は生ものを入れずに出してますね。

巻き寿司って日本料理のベーシックが全部入っているんですね。厚焼き玉子で『焼く』や、にんじん・カニカマを『煮る』、かんぴょうの『戻し』だったり、きゅうりの『板ずり』だったり。

あと外国の方は巻くとかこねるとか、手の触感を使う作業が好きなんです。

それと出汁のとりかたが人気ですね。パフォーマンス的にも良くて、鰹節をいれると踊るじゃないですか。ああいうのが凄く喜ばれるんですよ。外国人にとって料理教室に通うのって、イベントに参加する感覚なので、ちょっと日本人と違うんですね。アトラクションのような要素があって、抑揚があったほうが盛り上がりますね。

 

―みなさんは和食が好き前提で習いに来られてるんですか?

 

好き前提で来てますね。

 

―では『味が薄すぎない?』なんて言われた事はないですか?

 

すしに醤油を多くつけ る方が見受けられましたが、今はないです。日本の味付けが好きですね。

 

―日本の料理って素材を活かすために薄味じゃないですか。ただ海外の方は味が濃かったりするので、大前提として日本食が好きで習いに来てるのかどうか気になったんです。

 

やっぱり好き前提で来てますね。ヘルシーですしおいしいですからね。母国でもだいたい和食はあるのですが、本場の日本食がどうなのか知りたくて来るというのもありますね。レストランの味には飽きてしまっているので、家庭で食べている和食を食べに行きたい、そして実は作ってみたいと考えてるんですね。

うちは20分でできる和食料理を教えてます。外国の方は日本食を作るのは難しいと思っているようで、簡単ですよといってもなかなか伝わりません。なので20分でできますと具体的な時間を言ってあげるとわかりやすいですよね。

日本食のおいしさを伝えるのは当たり前なんですけど、いかに簡単にできたか、帰って自分で作ってもらえるかが大事ですね。

 

―フォローアップみたいなことはしてらっしゃいますか?例えば家でやろうと思ったらできなくなっちゃったって人を助けてあげたりとか。

 

直接聞いてくるといことはありませんが、作った料理の写真を送ってきてくれたり、感想を送ってくれたり、レビューを書いてくれたりしますね。

 

2時間30分の授業の中でどうやって見せ場をつけていくのかというと、五感に訴えかけていくんですね。
聴覚とか嗅覚とか視覚とか。

 

―海外と日本の文化の違いってあるじゃないですか。その点で教える際に工夫していることはありますか?

 

さっきも言った通り、海外の人にとって料理教室はイベントなんですね。日本人にとってはお習い事なので座学を聞いて、後片付けまでしっかりしてくれますが、外国の方にとってはイベントなので、イベント性をつけていくのが重要ですね。抑揚をつけていくんです。2時間30分の授業の中でどうやって見せ場をつけていくのかというと、五感に訴えかけていくんですね。聴覚とか嗅覚とか視覚とか。

 

―ぱちぱちって音鳴らしたり、触ってもらったり。

 

そうですね。たとえば厚焼き玉子でも、フライパンが温まったかどうか調べるときに、卵のたれをちょっとフライパンに落として『ジュッ』ってさせるじゃないですか。あれが凄く喜んでくれるんですよ。ジュって聞こえたらオッケーなんだよって言ったら『オー!』って反応が返ってきます。

そういった五感に働きかけることを、2時間半の中にいれてくのが1つです。あと料理が上手くいったときに凄く褒めることです。『グッジョブ!』って拍手したりするといいですね。

日本人はどちらかというと技術を学びにくるのですが、外国人は技術が欲しいわけじゃなくて、思い出に残るとかを重要視します。そこは訪日、在日一緒ですね。

 

―富永さんの主観でいいのですが、なぜここまで和食が人気なのだと思いますか?

 

やっぱヘルシーであることが1つ。あと和食って小皿で分けられて飾りつけや盛り付けもきれいですよね。外国だと大皿にばんばん取り分けたりするのですが、日本の小皿に分けられてるのがアートだとみなさんおっしゃいますよね。

料理教室でもみなさんに盛り付けをしてもらうのですが、みなさん凄い楽しみながらやってくれますね。みなさんいろんなセンスがありますので、例えば巻き寿司を塔のように積み重ねたりなんかしますね(笑)

 

前編のインタビューは以上になります。後編ではわしょクックの集客方法や富永さんの夢についてお届けします。

 

株式会社わしょクック
代表取締役社長 富永紀子

〒252-0302
神奈川県相模原市南区上鶴間本町4-2-22

http://washocook.com/

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