中華圏をターゲットに捉えたホームページ制作で知っておきたい各国の特徴!

中華圏をターゲットにしたビジネスを考えた際、中国語でのサイト作りが当然必須となってきます。言語以外にも各国それぞれのデザイン傾向を知る必要があります。そこでこのページでは中華圏である中国・香港・台湾・マカオそれぞれのWEBサイトの特徴や戦略を簡単にまとめてみました。

あえてニュースサイト、ECサイトにジャンルを絞ることで特徴の違いがわかるようにしています。それぞれの特徴を掴みホームページ制作の役に立ててみてください。

本題に入る前に中国語について解説します。

世界中で話されている中国語

現存する世界最古の言語という別名を持つ中国語。中国・台湾・シンガポールをはじめとする国々で公用語として使用され、話者数は世界で13億人以上存在すると言われている世界最大の言語。

世界で利用されている言語TOP3

  • 順位
  • 言語
  • 人数
  • 1位
  • 中国語
  • 13億7000万人
  • 2位
  • 英語
  • 5億3000万人
  • 3位
  • ヒンドゥ語
  • 4億9000万人

上記の表を見ても世界で最も利用されている言語は中国語であり、2位の英語と2倍以上の差をつける圧倒的なものであることが分かります。

中国語の特徴

中国の方言

日本で、青森や岩手などの方言は外国語のように聞き取り辛いことは馴染みがあると思います。中国でも同様に中国語の中でも『北京語、広東語、上海語』のように方言が分かれており、普通話(中国国内の公用語)しか話せない人は全くといっていい程聞き取れません。

ところが書き言葉に関しては共通する部分が多くあり、文字に起こせば意味は通じます。基本的にウェブ上でのマーケティングは文字による対策がほとんどですので、普通話で表現すれば問題ないと言えるでしょう。

簡体字と繁体字

中国語を語る上で簡体字繁体字を無視することはできません。簡略的に説明すると、複雑な形をしていて習得までに時間がかかるため字の画数が少なく読みやすい文字に改良したのが簡体字で、それに対する繁体字は簡体字以前に使われていた字体を受け継いだ文字とされています。

使用されている地域を区別すると、簡体字は中国本土で繁体字は主に台湾・香港・マカオとなっています。

中国のホームページ制作

中国で人気のあるニュースサイトやECサイトの紹介

ECサイト

淘宝網(タオバオワン)

photo credit :https://www.taobao.com/

TMALL

photo credit :https://www.tmall.com/

ニュースサイト

中国新聞網

photo credit :http://www.chinanews.com/

中国ホームページの特徴

文化や国民性によるホームページの特徴をご紹介していきます。

言語

使われている言語は簡体字が主流になっています。簡体字の方がアクセスを集められる傾向があります。

ページを開くと新規ウィンドウが開く

パソコンからホームページを見て、ページを進むごとに新規ウィンドウが開く仕様がスタンダードとなっています(スマートフォンから閲覧する場合はそのような仕様にはなりません)。

これは見てきたページをどこまで読んだのか、タブを戻ればすぐに分かるからではないかと推測されます。

ちなみに日本では外部のサイトへ飛ぶ場合は新規ウィンドウで開き、同じホームページ内での遷移は同一ウィンドウ内で行われるので、この中国の仕様はあまり馴染みがないのではないでしょうか。

全体的に文字量が多い

日本や欧米と比較すると、文字量が多いのが特徴です。

昨今流行している動画コンテンツは時間に対してインプットできる情報量が少なく、文字からのインプットならば速く読めればその分多く情報を取得することができます。

よく中国の方は”せっかち”と表現されますが、このような部分から国民性が垣間見れますね。

サイトが縦長

これはECサイトに顕著ですが、とにかくサイトが縦長です。スマホで見るとスクロールする指がつかれるほど。1ページに入れる商品の量が日本と比べると多いです。日本だとユーザーのストレスにならないように長さを調整するところですが、中国は逆に情報量で勝負しているようです。

チャット機能

中国ではチャット文化が根付いてます。

個人が企業に問い合わせする時も日本だと電話やメールで問い合わせしますが、中国ではチャットで行います。中国の有名ECサイト、タオバオワンでは阿里旺旺(アリワンワン)というチャット機能が付いてます。

もし中国向けのホームページを作成する場合このチャット機能を付ける事を忘れてはいけません。

中国でのWEB戦略

ドメイン

中国の国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)は『.cn』で中国国内に現地法人を持っていないと原則ドメインを取得することはできません。
上記で紹介した代表的なホームページでも採用されている、『.com』で問題ないでしょう。

ホームページのホスティング

中国国内にあるホスティング会社を利用してホームページの運用を行うのが最も好ましいですが、現地に法人・スタッフがいなかったりしないと難しい面があります。

なぜ中国国内でのホスティングが好ましいのか?

理由は中国国外のサーバーを利用してホスティングしてしまうと、海外からデータを送受信するためページの表示速度が著しく遅くなってしまうからです。

更に中国の場合はデータの検閲が入るので他国よりも遅くなる傾向にあり、ユーザーにとって悪影響であると判断されマイナス評価になります。SEO対策としても中国国内でのホスティングを強くおすすめします。

“じゃあどうすれば良いの?”
ということになりますが、解決方法としてクラウドホスティングサービスを使用するという方法があります。
このサービスを利用すれば懸念点を回避することができます。

中国版ウェブマスターツール

バイドゥウェブマスターツール

photo credit :zhanzhang.baidu.com

ホームページを作成したらバイドゥのウェブマスターツールからサイトの登録を行いましょう。

そうすることで通常よりも早くインデックスされます。
またホームページの簡単なアクセス解析をすることができ、内容的には”キーワードの順位・SEOの評価点・ホームページに対してリンクしてくれているサイトの分析”などなどウェブマーケティングに必要なツールを提供してくれています。

中国語が理解できなくても、仕様はGoogleのウェブマスターツールに似ているので直観的に理解できるかと思います。

 

香港のホームページ制作

香港で人気のあるニュースサイトやECサイトの紹介

ECサイト

香港eBay

photo credit:http://www.ebay.com.hk/

ZALORA

photo credit : www.zalora.com.hk/

ニュースサイト

NEXT DIGITAL

photo credit : http://www.nextdigital.com.hk/

このサイトでは言語を英語と中国語(繁体字)で切り替えることができるような仕様になっていますが、デフォルトの言語は英語に設定されています。香港ならではの設定だといえるでしょう。

香港におけるホームページの特徴

言語

中国本土とは異なる公用語を持つ香港では“繁体字”でのホームページ制作が基本になりますが、香港の特徴として英語もまた公用語であることが挙げられます。

例えば上記に紹介したホームページのような海外のブランドを多く扱うようなものでは英語を基本言語として設定しても良いでしょう。理想を言ってしまえば、英語と繁体字どちらも対応しているホームページが望ましいです。

香港でのWEB戦略

主要ソーシャルメディアとの連携

中国本土では、facebookやtwitter、Google+などの世界的に有名なソーシャルメディアを利用することができませんが、香港でそのような規制はありません。

積極的にホームページにソーシャルメディアのシェアボタンを導入して情報が拡散されるような仕組みにすることが重要です。

スマートフォン対応

自宅用と外出用と1人が2台持ち、SIMロックがかかっていないため新しい機種が発売されると即座に買い換えてしまう程、生活に溶け込んでいるスマートフォン。

アップルやサムスンなど様々なブランドからリリースされている機種に対応したスマートフォンからでも見やすいホームページの作成が必須となります。

台湾のホームページ制作

台湾で人気のあるニュースサイトやECサイトの紹介

ECサイト

露天

photo credit :http://www.ruten.com.tw/

books.com.tw

photo credit : http://www.books.com.tw/

ニュースサイト

pchome

 

photo credit: http://www.pchome.com.tw/

台湾のホームページの特徴

言語

台湾では繁体字が主流となっています。ですのでターゲットを台湾に絞る場合は繁体字でホームページ制作をしたほうが無難です。

原色に近い色使い

バナーや文字に使われる色は原色に近い濃い色が用いられることが多い印象で、派手なホームページが好まれる傾向にあります。また中国とは異なりfacebookやtwitterが公式に利用することができるので、ホームページと連動して積極的な集客が行われることが多いです。

台湾でのWEB戦略

日本を感じさせるデザイン

親日国である台湾であるからこその戦略として、日本を感じさせる桜や富士山などの日本特有のものをデザインに取り込むのはホームページとして親しみを持たせるために有効です。

ソーシャルボタンを目立たせる

中国でFacebookやTwitterなどが利用できないのは有名ですが、台湾では広く利用されており、香港と同様にホームページにFacebookやTwitterなどで拡散するためにソーシャルボタンをページに設置することは有効な集客方法であるといえます。

マカオのホームページ制作

マカオで人気のあるニュースサイトやECサイト

ECサイト

eBuy

photo credit :http://ebuy.mo/

ニュースサイト

cyberctm

photo credit :https://www.cyberctm.com/zh_TW/

マカオのホームページの特徴

言語

繁体字が主流となっています。ターゲットをマカオに設定した場合、文字は繁体字にしたほうがいいでしょう。

派手さを抑えたシンプルなデザイン

ビジュアル面よりもあくまでユーザビリティに重点を置いたサイトが多いです。

まとめ

同じ中華圏でもそれぞれホームページの特徴に違いがある事がわかっていただけたかと思います。色彩感覚、画像とテキストの割合、ビジュアル重視かユーザビリティ重視なのか、そして繁体字か簡体字。

考えなくてはいけない要素はたくさんありますが常に考えなくてはいけないのがユーザーのニーズに応えることです。それは日本とかわりませんね。インターネット社会では共通理念と言えます。

特に移り変わりが激しいアジアのWEB業界ですので現地のユーザーのニーズを知ることが成功の鍵です。