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中国ロボット産業が急成長!現状の問題点と未来の市場とは?

2017年08月10日

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中国のロボット産業市場が急激に成長しています。まだまだ先進国に技術面は譲るものの、中国は世界一のロボット市場となりました。

そこには製造大国になることを目指す中国政府の狙いがあります。

2015年5月に中国政府が発表した中国製造2025。

中国製造2025とは中国が製造大国となるためにやるべきことを3段階であらわしたもの。

中国政府も中国製造2025を実現させるためにロボット産業の発展が必要不可欠だと考えています。

 

なぜここまで、ロボット産業市場が急成長したのか。その理由に迫るとともに、現状の問題点とロボット市場の未来について書きたいと思います。

中国のロボット産業が急成長した背景

ではなぜここまで中国のロボット産業が急成長したのか?それにはいくつか理由があります。

①まずは人件費が上がったことで人手不足につながり、労働力を補うために産業用ロボットに頼らざるをえなくなったこと。

②そして産業用ロボットを導入することで品質の向上が期待できることでロボット導入の需要が高まりました。

③品質が向上することを理由に中国政府もロボット導入を推奨。それにともない補助金制度が生まれました。政府からロボット1台に付き導入費用の何%かの補助金が出る。これにより補助金欲しさにロボット関連企業が増えました。

箇条書きではありますが以上の3点が主な理由と言っていいでしょう。

中国ロボット産業の問題点

中国は2013年から産業用ロボットの購入数世界1位となっています。

そして2017年の中国産業用ロボットの販売台数が10万越える見通しです。

製造大国に向けて順風満帆なロボット市場と思われたかもしれませんが当然そんなことはありません。

問題点はいくつかあります。

中国ロボット市場のほとんどが外資

まず中国のロボット市場は外資メーカーに圧倒的シェアを奪われています。中国メーカーのシェアは合計約8%しかありません。中国のロボット関連企業は本業が赤字になっているところも少なくありません。

理由としては中国の技術力が低いということ。

ロボットの技術力も、まだまだ先進国に遅れをとっています。中国のロボットはローエンド、ミドルレンジがほとんど。しかしハイエンドである中国の自動車業界では、高品質な海外のメーカーに頼らざるをえない状況となります。それゆえ中国メーカーが赤字になってしまうわけです。

ロボットの過剰生産

技術力が低いにも関わらず質の低いロボットを過剰生産し続ける。過剰生産に関しては『中国のお家芸』と皮肉ることもできるでしょう。石炭・鉄鋼の粗悪品が過剰供給されている問題はまだ解決できていません。同じ過ちを繰り返すのではと疑問の声が上がっています。

労働者一万人当たりのロボット台数が少ない

導入台数は確かに1位になったのですが、中国の労働人口はとても多く、1万人の労働者に対してのロボットの数はわずか36台と足りていません。中国と比べると日本は1万人あたり315台、韓国は478台とだいぶ開きがあります。

政府は2020年には労働者1万人に対してロボットの数を100台以上にすることを目標にしていますが、だからと言ってこのまま質の低いロボットを量産していくのはいかがなものか。

形だけのロボット関連企業が量産

政府は産業ロボットを推奨しており、ロボットを導入する企業に補助金を与えています。ただ補助金欲しさの詐欺会社が横行しているため、中国政府の政策にたいして疑問視している人も少なくありません。

技術者育成が鍵

まずはロボット技術者を教育していく必要があります。急激に成長した中国ロボット市場ではありますが、あまりにも急激だったため、技術者の教育が追いついていないのです。

中国製造2025を目指すためにはロボット技術者を増やすことが必須事項です。

今現在中国では2000を超えるロボット技術学校がありますが、教育施設としてはまだまだレベルが低いところも多いです。

この状況を変えようと動いている企業も現れ始めています。

ロボット市場の未来はどうなる?

問題は山積みではありますが、労働者人口が減っていくのは、中国や日本だけでなく世界的な重要課題と言えます。

足りない労働力をロボットで補うということも重要ではありますが、やはり今後増え続けるであろう高齢者を支えるためにロボットは必要になります。産業以外でも介護や福祉、健康サポートなど所謂サービスロボットの活躍の場は幅広くあります。

ロボットが高齢者のお世話

ものづくりのメッカとも言われる深センではどういった取り組みがされているのか。ここで簡単に紹介します。

深センでは、今現在中国に高齢者が既に2億人おり今後も増え続ける高齢化問題に対応すべく、家庭用ロボットの開発に力を入れています。

家庭用ロボットが高齢者のパートナーとなる未来はそう遠くありません。

一家に一台卓上ロボットアーム

深センのuFactory社が卓上ロボットアームを開発しています。実は2014年に初号機である『uArm』を既に開発しているのですがあまり性能がよくありませんでした。

卓上ロボットアームuArmも改良を重ねてパワーアップ。その名もuArm Swift、uArm Swift Pro。2017年までクラウドファンディングで資金調達していたが、目標額をはるかにオーバーしました。日本での発売は未定ですが、メーカー側に問い合わせすれば購入可能。日本でも多くのガジェット好きが購入しています。

直接アームを動かして、ロボットに学習させることも、パソコン用アプリで簡単に動作をプログラミングすることもできます。

一家に一台アームロボットがあれば、かなり生活が楽になりそうですよね。もっと精度が上がれば料理を作らせることもできるでしょう。

 最後に

一帯一路や中国製造2025など、中国が着々と国力をつけていく様をみると、日本人としては危機感を感じずにはいられません。

日本のロボットメーカーだと、世界でのシェア率が高い安川電機やファナックですが、近い将来中国メーカーに抜かされるかもしれません。

日本はやや技術力に頼りきってしまい、肝心のマーケティングが足りない印象があります。

中国のいい意味の貪欲な精神を少しは見習いたいものです。

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