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現代のシルクロード!中国の一帯一路について詳しく解説します

2017年07月19日

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最近の中国の勢いを語るうえで避けては通れないのが『一帯一路』です。現代のシルクロードである一帯一路が成功すれば、アメリカを中心としていた世界から『中国を中心とした世界』に変わることは間違いないでしょう。

これから中国進出を考える日本企業も無視できないこのトピック。ここでは簡単ではありますが一帯一路について解説したいと思います。

一帯一路とは

ここで簡単に一帯一路を知らない人のために簡単に説明したいと思います。2013年に習近平国家主席が提唱し、翌年の2014年では中国で開かれたアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議で各国に広めた広域経済圏構想を言います。

一帯が中央アジアからヨーロッパまでを結ぶ地上ルート、一路が南シナ海からインド洋を経てアフリカにいたる海上ルートを指しており、まさに現代のシルクロードです。日本国内でも人によっては「中国の誇大妄想だ!」とか「中国の世界征服」など反応が様々となっています。

中国の狙い

一帯一路はまだまだ全貌がつかめていませんが、この一帯一路からみる中国の狙いとはいったい何でしょうか?

中国は周辺のアジア諸国やヨーロッパとwin-winの関係を築くことが目的だとしています。

具体的な狙いは

・発展途上国のエネルギー資源とのパイプライン

・発展途上国のインフラ整備

・過剰生産の問題解決

の3つです。

発展途上国のインフラが整備されれば流通が増え、今以上に貿易は盛んとなります。これにより中国の世界に与える影響力は絶対的なものになることでしょう。

またエネルギー資源の安全保障問題も解決できます。あらたなルートを開拓することで、エネルギー資源を輸入することができます。

過剰生産の問題は中国にとって長年付きまとうものでした。特に鋼鉄と石炭の過剰生産が深刻で、中国国内での需要をはるかに上回る供給がされていました。かといって無理に産業をなくそうとすれば失業者が増えるばかり。しかし一帯一路によって貿易ルートが増えれば、過剰生産で生まれた製品を輸出できます。

 

日本もついに協力表明

日本も2017年7月に行われた日中首脳会議で、一帯一路に日本も協力すると表明しました。ただ具体的にどの程度協力していくのかはまださだかではありません。

日本が中国の一帯一路に協力するニュースを受け、日本国民の反応はどちらかと言えば否定的な意見が多いです。twitterでは


と様々

そもそも日本は非協力的だった

参加を表明した日本ですがこの一帯一路が提唱された当初は非協力的でした。理由はアメリカが一帯一路に対して慎重な姿勢をとっていたことが挙げられます。

ではそんな日本が協力することに至った理由とは何でしょうか。

日本は中国に名目GDPで差をつけられています。日本がもしここでこの国際的プロジェクトに参加しなければ、ますますアジアでの存在感を失います。今中国との繋がりをなくすことは日本人にとって得策ではないという考えがあったのでしょう。

またアメリカが一帯一路に対して理解を示すようになったことも理由の1つ。2017年の5月14日、15日に中国の北京で開かれた一帯一路構想国際会議にてアメリカのポッティンジャー国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長が、協力すると表明しています。日本はアメリカの顔色を伺ったのではという見方が強いです。

日本のメリットはある?ない?

このまま一帯一路が実現すると、日本にはメリットがあるのでしょうか?それともないのでしょうか?

大方の意見を言えば日本にはメリットはあまりないでしょう。結局中国ファーストな政策であることには間違いありません。ただ日本がどういったポジションでこの一帯一路に関わるかで状況は変るとも言えます。

日本企業の反応は?

いまのところ一帯一路に積極的に関わろうと考えている日本企業は少ないです。

5月のロイター企業調査によると、一帯一路に参加をしたいか?という質問に対して、参加をすると答えた日本企業はたったの5%という結果になりました。

中国ファーストな印象がある、一帯一路プロジェクトに参加してもあまり、甘い汁を吸うのは難しいと考えているのかもしれません。

一帯一路の資金源であるAIIBとは

AIIBはAsian Infrastructure Investment Bankの略で、『アジアインフラ投資銀行』のこと。アジアの発展途上国に投資して道路や鉄道といったインフラ整備をするための国際開発金融機関を指します。

中国が中心となって2016年に発足したこのAIIBですが、今現在加盟国は80カ国。一帯一路を実現するための資金源となります。

アメリカの大手各付け会社であるムーディーズ・インベスターズ・サービスもこのAIIBを最高ランクである『トリプルA』と高い評価をしています。

しかしながら2017年7月時点で日米はまだ加盟していません。これで先進国G7の中でAIIBに加盟していないのは日米だけとなりました。

中国先導の無茶なこの動きに誰も賛同すまいと思っていた日米からすれば完全に思惑が外れた形になります。

このままでは日本は孤立してしまうのではという心配の声も。こうしている間にもアメリカが加盟することがあれば、いよいよ窮地に立たされそうです。

とはいえ日本が一帯一路に積極的に協力できない理由があります。それは一帯一路が抱える不安要素が原因です。

一帯一路の不安要素

中国が世界の覇権を握るのが目的ともとれるこの一帯一路ですが、全く不安要素がないわけではありません。

発展途上国を相手にすることのリスク

発展途上国の中にはいまだ紛争が起こっている国も多くあります。そういった火種を多く抱えた国でのインフラ整備は困難であることは明白です。

下手な動きをすれば新たな戦争に発展しないとも限らないのです。

投資の採算はとれるのか?

投資に対してのリターンが本当にあるのかが疑問です。

一帯一路の海上ルートで重要な拠点と言えるスリランカ。そのスリランカの南部にあるハンバントタに中国は多額の投資をして大きな港を開発しました。

しかし調べるとこの港は一日一隻くらしか利用していないことがわかりました。返済しなくてはいけない融資金額がスリランカに重くのしかかりました。

中国は日本円にして9000億円の債務を減らす代わりに、この港の99年間の使用権を与えるように要求。

この一件だけを見ても一帯一路って中国が得をして、地元が全く潤わないのでは?という疑問が生まれざるをえません。

インドは一帯一路に反発

インドは北京で開かれた一帯一路の会議をボイコットしました。

インドは、中国の一帯一路のルートにカシミール地方が含まれている事に反対しています。カシミール地方は、インドとパキスタンが領有権でもめている地域です。

中国はパキスタンと「中パ経済回廊」を結んでおり、インド洋に進出するための足がかりとしてきました。

そしてその中パ経済回廊のルートにはカシミール地方を含んでいます。

その中パ経済回路が一帯一路に含まれていることにインドは反発しているわけです。

最後に

まだまだ問題が山積みである中国の一帯一路。この国際的なプロジェクトを、中国が世界の中心となるまでのプロセスととるか、ビジネスチャンスととるのかは人それぞれだと思います。

これからの展開しだいでは、今現在一帯一路に対して消極的である日本企業も態度を変える可能性はありまます。

中国進出をする企業も今以上に増えるかもしれません。

いずれにせよ中国の動向に目が離せません。

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