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キャッシュレス化を阻む壁!日本で現金主義が根強く残る理由とは?

2017年09月07日

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日本についにアリペイ(Alipay)が上陸します。

アリペイとは中国のネット通販最大手『アリババ』の決済サービス。中国国内では、生活に欠かせない存在となっています。

そのアリペイの決済サービスが2018年の春に日本に進出するということで、日本のキャッシュレス化が進むのではと期待されています。

2020年の東京オリンピックを控え、訪日外国人が今以上に急増することを考えると、キャッシュレス化を一刻も早く進めたいところ。

なぜなら外国人の多くは現金を持たないからです。

しかし一方でアリペイが現金主義の人が多い日本で普及するのかと不安の声もあります。

今回は日本でキャッシュレス化が進まない理由と、キャッシュレス化が進んだときのメリットについて書いてみたいと思います。

現金社会としての現実

日本では現金以外でも支払い方法が多様化しているにも関わらず、現金で支払う人がまだ大半です。

現金以外の主な支払い方法であるクレジット決済モバイル決済デビットカード決済の利用状況はどうなっているのでしょうか?

クレジットカード決済

日本でもECサイトではクレジットカード決済が当たり前になりましたが、コンビニやスーパーではいまだ現金での支払いがメインとなっています。

そして日本はキャッシュ決済比率が低いです。先進国と比べても明らかで、日本では19%であるにも関わらず中国・韓国は50%を超えています。日本の倍以上です。

政府は10年間でアメリカ並みの40%まで引き上げる方針とのこと。

ただクレジットカードの保有率を見てみると、海外と比べて決して低くありません。

株式会社ジェーシービーの調べによるとクレジットカード保有率は84%で、平均保有枚数は3.2枚という結果が出てます。

(出典:クレジットカードに関する総合調査 株式会社ジェーシービー 2017年2月17)

アメリカが2.7枚、韓国が2.5枚であることを考えるとトップクラスと言っていいわけです。

にも関わらず日本でのクレジットカード利用率が低いのはなぜでしょうか?

モバイル決済

ではモバイル決済の普及に関してはどうだろうか。

日本でもapple payが2016年に利用可能になりましたがあまり普及してないようです。

2017年の現時点で言えば、残念ながらここ日本でのモバイル決済の利用率は高くありません。日本銀行の調べによると日本でのモバイル決済利用率は6.0%と低い結果になっています。

ただ日本銀行が参考程度にFRBが2015年11月に行った調査、Bundesbankが2014年5月に行った調査データをまとめていますが、アメリカとドイツも実はモバイル決済の利用率はそれほど高くありません。

ではどこの国でモバイル決済が普及しているのかといえば中国です。

特に中国の2大巨頭とも言えるアリババグループの『アリペイ』とテンセントの『WeChat Pay』の利用率がすさまじいです。アリペイが約4億人、WeChat Payが約9億人にものぼります。

中国に行けば実感するかと思いますが、中国はスマートフォンが無くては生きていけない世界になっています。

屋台にもQRコード、自販機にもQRコード、乞食にもQRコード。QRコードに携帯をかざして支払うのが当たり前の世界になっており、現金での支払いはむしろ嫌がられるくらいになっています。

残念ながらキャッシュレス社会中国に対して日本は後進国になっています。

デビットカード決済

デビットカード決済は、決済と同時に銀行口座から使った分だけ引きおろされるというもの。ここ日本でも利用者数は増えています。

日本銀行の調べによると2016年度のデビットカードの決済件数は1億件を突破しており、前年度から37.9%伸びています。

ちなみに日本では2種類のデビットカードがあります。『J-Debit』『ブランドデビット』です。

それぞれのカードの特徴は

・J-Debitはお持ちの金融機関で発行したクレジットカードをそのままデビットカードとして利用ができるというものです。

・ブランドデビットは、国際ブランドのVISAやJCBが銀行と提携して発行するデビットカードであり、利用範囲はJ-Debitとは比較にならないくらいほど広いのが特徴です。

口座状況がリアルタイムで知りたい人にとってはデビットカードは安心で使い易いと言えます。とはいえ、その他の決済方法である、クレジット決済・モバイル決済に比べるとまだ市場規模が小さいのが現状です。

日本にキャッシュレスが進まない訳

日本でキャッシュレスが進まない理由について今まで様々なメディアで取り上げられてきました。

ここでは主要な説を取り上げたいと思います。

治安の良さから

日本は世界的に見て治安がいい国です。財布をどこかに置き忘れても、高確率で自分の手元に戻ってきます。

しかし海外ではそうはいきません。治安が悪い国・地域では油断していると現金を盗まれる可能性が高いです。クレジットカードは盗まれてもカード停止を依頼すれば悪用される恐れがありません。

よって現金を持ち歩く事のリスクがあまりない日本では、現金所持に抵抗がないのです。

偽札が出回らないため

たとえば中国でモバイル決済が浸透した背景として、市場に偽札が出回っていることが挙げられます。モバイル決済のほうが現金での支払いより安全とうことです。店側も現金を嫌がるのはそこにあります。

しかし日本の場合、日本紙幣が精密であるためは偽札が出回ることは稀です。現金に対する信頼性の高さから現金を手放す必要がないと考えている人が多いのです。

リテラシーの低さ

日本がキャッシュレス化しない理由として国民のリテラシーの低さを挙げている人も多いです。

確かに現金主義の方でも、現金以外の支払い方法や便利さを理解している人は少ないかもしれません。

ただ便利さを知ったうえであえて現金を使っている人もいます。リテラシーが低い人が多いからキャッシュレス化が進まないというのはちょっと違うかもしれません。

現金主義の人を、現金を使わない主義に変えるにはそれなりの仕掛けが必要かと思います。

例えばキャッシュレスな人=クールというイメージ戦略などです。

所持金の管理がしやすい

キャッシュレスになるとお金の管理が難しくなるから、現金の方が所持金の管理がしやすいという考えがあります。たしかにクレジットカードでの支払いだと、今いくら使っているのかわかりにくいという不安があるかもしれません。

しかしそういった方の不安はデビットカードが解決してくれるはずです。クレジットカードのように後に請求されるわけでもなく、支払うタイミングで銀行口座から引き落とされるので使いすぎるという事がありません。スマホで残高の確認だってできます

では現金主義の人がどうしてデビットカードを使わないのかと言えば、カードが多様化しすぎて支払い方法が統一されてない面に煩わしさを感じているのかもしれません。なら現金でいいのでは?という考えにいたるわけです。

タンス預金をしている人が多い

日本では銀行に預けずに、自宅でお金を管理する、所謂タンス預金をする人が増えています。最近では金庫が飛ぶように売れる現象が起こるほどです。

2017年2月の段階でタンス預金は総額43兆円にものぼりました。タンス預金が増えた背景として、銀行の預金金利が低いことや、ペイオフ精度などで銀行に預けるメリットがないとう考えの人が増えたことが挙げられます。

しかしタンス預金は現金主義の象徴とも言わざるをえません。

何より盗難されるリスクが否定できませんし、家事で全焼すればお金が消失することもありえます。これを考えるとやはり銀行に預けたほうがいいのでは?と考えてしまいます。

やはり治安がいいこともタンス預金に拍車をかける要因かもしれません。

現金を自宅で抱え込むことのメリットはありません。

お金は天下の回り物という言葉があります。個人がお金を溜め込むことでお金の流通の流れが途絶えてしまいます。この事にタンス預金をしている方に気付いてもらえたらと思います。

インフラ整備が進んでいない

日本ではクレジットカードが利用できない場所がまだまだたくさんあります。ラーメン店などでクレジットカードでの支払いを断られた経験を持っている人もいるのではないでしょうか?

現金をなるべく使いたくないと考えている人も、もしもの為に現金を少し携帯せざるをえない状態です。

かといって店舗側も決済用の端末を導入する際のコストを気にするあまり、現金のみで対応するところもまだまだ多いのが現状です。

外国人観光客がストレス無くキャッシュレスで決済できるようにインフラ整備は急務です。

ビットコインはキャッシュレス化を加速させるか?

最近何かと見聞きする『ビットコイン』。知らない人のために簡単に説明しますと、ビットコインとは世界中で利用可能な仮想通貨です。

ビットコインを使うことは、勿論キャッシュレスであること以外にもメリットがあります。

●個人間でお金のやり取りが可能。

●銀行のように振込み・送金で手数料が発生しない。

●銀行のように送金に1日かかるといったタイムラグがない。

●世界共通通貨なので、両替せずとも使用できる。

などがあります。

そしてビットコインが使える店舗・通販も着実に増えています。身近なところを言えばビッグカメラやメガネスーパーでも決済可能となりました。

ビットコインが発行されたのが2009年。マウントゴックス社の不正など、問題が無かったわけではありませんがビットコインがキャッシュレス化をすすめる救世主になるのではと考えている人は多いです。

とはいえ、まだ日本国内でビットコインを利用しているのは訪日外国人がほとんど。日本人に浸透させるにはまだまだ時間がかかるかもしれません。

キャッシュレス化が進めば日本はこうなる

キャッシュレス化すると日本でどういったメリットがあるのでしょうか。現金主義の方々にも参考にして貰えばと思います。

レジのスピードがあがる

現金を持ち歩かない人からすると、レジ前でもたもた現金を出す人に対していらいらしているようです。キャッシュレス化が進めばレジもスムースに進みます。モバイルやデビットカードならかざすだけで支払いが完了します。

それによりレジに並ぶ時間も減るのでお店側にも消費者側にもメリットがあります。

またキリがいいおつりを貰うために頭を使うことがなくなりますよね。

財布がすっきりする

キャッシュレス化が進めば、財布の中がすっきりします。

ATMでお金を引き出す手間がなくなる

わざわざATMでお金を引き出す機会がなくなります。ATMに向かう時間、コストをなくすことができます。

盗難されるリスクがなくなる

現金を持ち歩くことが無くなるので、盗難されるリスクがなくなります。店舗も現金がなければ、強盗に入られることも無くなるでしょう。

訪日外国人が現金なしでも消費活動ができる

いままで現金でしか対応できなかったお店もキャッシュレス化が進めば、現金を持ち歩かない外国人も受け入れることが出来ます。クレジットカードが使えないという理由で逃してた訪日外国人の集客ができます。

人為的な会計ミスがなくなる

接客業働いたことがある人なら、おつりの渡し間違いを経験した人は少なくないはずです。会計ミスは金額の大小に関わらず、お店の信用に影響がでてしまいます。

キャッシュレス化がすすめば、支払いのフローに店員が関与することが少ないので、お釣りの間違いが無くなります。

ビッグデータの分析ができる

クレジットカードには有益なデータが蓄積されています。どんな人がどんな商品をどんなところで購入したかという、マーケティングをするうえでは喉から手が出るような情報が入っています。

勿論日本人だけでなく、訪日外国人のデータも分析できるので、外国人の消費活動傾向がわかります。インバウンド対策にも繋がるわけです。

諸外国から遅れを取り戻せる

日本=現金社会というレッテルを剥がすことができます。世界的に、キャッシュレス化が進んでおり中国のモバイル決済率は98%を超えており、スウェーデンの現金使用率は2%以下となっています。

国ごとにキャッシュレス化が進んだ事情が違うので、キャッシュレス化のスピードに違いがあるのは仕方ありません。日本も少しずつでもいいのでキャッシュレス化が進めばと思います。

最後に

日本の現金社会を考えると、例えアリペイが導入されてもすぐに利用者が増えるかどうかは疑問の余地があります。日本は変化を恐れる人達が多いのです。

しかし、2020年の東京オリンピックまで時間がありません。根気よくキャッシュレス社会が得るメリットについて少しずつ理解してもらう事が必要です。キャッシュレス=かっこいいと思わせるイメージ戦略も有効だと思います。

日本政府も2020年のオリンピックに向けて本格的なキャッシュレス化に取り組んでいます。アリペイが来年の春ごろ導入されたときに、どういった反応が起こるか今から楽しみでしかたありません。

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