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【2017年度版】インバウンドビジネス総合展 2日目セミナー要約

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東京ビッグサイトで3日間にわたり開催されたインバウンドビジネス総合展。ここで実際に聴いたセミナーの内容を簡単にまとめました。

目次

(講師:平田 裕二氏 乃村工藝社 クリエイティブ統括グループ 統括責任者 他)

(講師:松尾 剛宏氏 資生堂ジャパン プレステージブランド事業本部 事業統括部 事業計画グループ グループマネージャー)

(講師:中川 悠介氏 ASOBI SYSTEM 代表取締役社長 他)

(講師:原 研哉氏日本デザインセンター 代表取締役社長)

「世界一訪れたくなる日本へ、空間からできること」

OKAERI NIPPON
「地方創生×乃村工藝社」

乃村工藝社

創業124年のディスプレイデザイン会社でクリエーターが350名在籍しています。

講師:平田 裕二氏
乃村工藝社 クリエイティブ統括グループ 統括責任者

本田 一泰氏
京都府企画理事

鈴木 恵千代氏
乃村工藝社 エグゼクティブクリエイティブディレクター
﨑田 恭平氏
日南市長

山野 恭稔氏
乃村工藝社 商環境事業本部 アカウント第一事業部 ソーシャルイノベーション事業準備室 プロジェクトリーダー

京都府との取り組み

【地域の問題】

東京一極集中しているため、社会資本と人口の集中してしまっています。少子高齢化のため人口オーナスへの移行となってます。生産活動は、あまりしないが消費はしていく高齢者が増えていくとされています。地域の住民は、企業や国が何かをやってくれると思い、外部支援頼りにです。

【これからの地域の取り組み】

・自らの町は、自らで何とかする

・行政は個性を尊重して総合化していき、交流を増やして地域を持続する

【京都の観光客】

京都市に観光客が集中していて、27年度の外国人の宿泊客は、320万人ですがその中の98パーセントが京都市内です。それぞれの地域の個性に着目して共通のフラッグを立てています。

【お茶の京都の課題】

人口構成が高齢化しているため、国全体の茶葉の消費が減ってきています。しかし国外では、平成13年には、輸出量が600トンでしたが、平成20年には、4100万トンと大幅にアップしています。世界的に茶葉の需要が増えている事が分かります。お茶で有名な宇治の地域では、日本茶の中でも4%ほどしかありません。生産量も増やせないため、プレミアムブランド化して価格を倍にして生産者も儲けを出すという取り組みを行います。

乃村工藝社の取り組み

【取り組み内容】

①宇治茶の価値再発見
②茶文化の情報受発信
③茶産業創造支援

お茶の京都ハウスを建設して、お茶の京都の映像や街中に合った景観作りをしていきます。乃村工藝社は3000万人にお茶の京都を知ってもらい、300万人の人を宇治に呼び込んで、コミュニケーションをしていただきます。また30万人の人に宇治のお茶を買ってもらい、実際に飲んでいただく。そしてインバウンドでは、多言語で対応できるような活動をしています。またお茶バスという商品開発をして5月から毎日ツアーを作り、茶畑の中にテラスを作って、農家の人がお茶をサービスして交流人口の拡大させます。

日本を伝える文化観光イノベーション
~胸を打つ時間と体験を提供する 観光コンテンツづくり~

出原 秀仁氏
丹青社 シニアプランニングディレクター

﨑山 幸子氏
丹青研究所 取締役・文化財環境研究部長

西山 徳明氏
北海道大学 観光学高等研究センター長・教授

丹青社

商業施設などの空間作りの製作を行っている専門的なプロフェッショナルが集まっている業界で有名な会社です。
お祭りで実証実験を行い、インバウンド向けの移動式観光案内所を敢行。これは必要な期間に必要な場所に開く案内所。どういった場所でどのような対応をするのかを実証しています。また廃校をコンバージョンした博物館で海外から賞を受賞していて、注目を集めています。

文化観光とミュージアム

文化観光とは、日本の歴史や伝統といった、文化的要素の知的欲求満たすことを目的とする観光のことです。平成27年度に訪日外国人が2400万人で、ミュージアムの訪問率は、20%でまた行きたいと思う人は18%になっています。ミュージアムは、インフラだがうまく活用できていません。

【式年遷宮記念せんぐう館】

神宮式年遷宮を未来に伝えて、伊勢神宮を知るきっかけの場所を作った。体感型で言語が不必要になっています。

【せんぐう館ポイント】

・分かりやすさ(見て分かる)

・複層的な深い情報発信

・美しさ

【文化観光とミュージアムの展開】

旅の目的地となるミュージアム作りで日本の文化を分かりやすく、美しく伝える新たなガイダンス。日本と出会う無限の旅を生み出す。

【遺産創造】

現在何年も続く遺産が残っていますが、今作っている建造物は将来残っているか、もう一度考え直す必要があります。また古い空き家は、百数十万件あり、5年で1割り無くなっていて、10年で2割り無くなっています。私たちは歴史的資産を今考えて創造して未来の子供たちに残さなければいけません。

【リビングヘリテージ】

物・空間・文化などの生きている遺産のことを言います(もの×空間の融合)。

【コンテンツの編集力】

どんなに素晴らしいコンテンツや商品もただ用意しただけでは、購入してはくれません。お客様に分かりやすく伝えていくことが大切。

資生堂「インバウンドビジネスと今後のハラル市場への期待」

講師:松尾 剛宏氏
資生堂ジャパン プレステージブランド事業本部
事業統括部 事業計画グループ グループマネージャー

大場 華子氏
資生堂 サステナビリティ戦略部

インバウンドビジネスと今後のハラル市場

【インバウンドの市場の変化】

個人旅行者・富裕層リピーターの増加によってインバウンド顧客のニーズも変化
化粧品会社である資生堂は、中国人訪日客の顧客が増加傾向にある

【個人旅行者の増加】

富裕層を中心とした個人旅行客のリピートが増加
個人旅行客は、57.1%それに対して、団体旅行客は、42.9%になっています。

【中国人消費額】

一時期話題になっていた中国人による爆買いは、減少傾向にあります。

【中国人化粧品の口コミ】

日本の雑誌やメディアなどを見て中国人は、化粧品を購入している。

uvカットの商品が口コミによって人気商品になっている。

【インバウンドの取り組み】

化粧品の商品などを多言語化して販売、webサイトをグローバル共通にして、すべて自社サイトで情報発信する

様々なコンタクトポイントでブランドの情報を収集し体験

中国のTV番組などでPR活動実施

銀座散歩プロモーションに伴い、スタンプラリーを実施

【お客様への対応】

化粧品の扱い方などのカウンセリングを多言語の翻訳機を使いながら外国人に説明をする

店頭の接客の際はタブレットを活用してTV電話型通訳サポート

外国人や日本人と特別扱いするのではなく、すべての人々に日本ならではの「おもてなし」で接客

【今後のインバウンド対応】

富裕層・中間層・低所得層に分けてそれぞれの販売戦略を変更する

応対をグローバル化してコミュニケーションを図る

【ハラル市場】

バングラディッシュでは、ハラルという認証マークがありイスラムの法に則った健全な商品のことです。

バングラディッシュの女性は日本人同様に美の追求に敏感ですが、化粧品のみで美しさをキープできると思い込んでいます。

資生堂では、バングラディッシュ専用のスキンケア商品を作り、ハラル認証も付いています。これにより他の商品とも差別化することができます。

インバウンドを呼び込む移動を考える

講師:村瀬 茂高氏
WILLER ALLIANCE 代表取締役

交通革新とまちづくりを連携させることで地域の価値向上を目指す。

地域観光の活性化を”移動”という手段を用いてどのようにイノベーションを起こしていくのかを考える。

・ウィラーさんが富士登山のツアーを提供しています。

→顧客の要望に応えることが重要。
ワンプライスな商品であること。

購入のタイミングがいつ、どこかにフォーカスしプロモーションする

顧客のインサイトを探求
顧客の要望に応えた商品造りをする

トライアルトラベラーという会員を持っている。
ターゲットは安く旅行をしたい日本にいる外国人
→割引と引き換えに、ツアー写真や動画の提供、ブログへの記事掲載、サイトへのジャーナル掲載などの情報提供をしてもらう。

②レストランバス

その土地の農家や酒屋などを回りながら、美味しいご飯を途中に入れる。
そうすることで、地元の人のインバウンドの人たちと接する経験を増やすことを考えている。

エモーションの多重化
人と移動の関係を変える

③バルホッピング

【新潟での事例】
新潟を知り尽くした、地元の住民をナビゲーターとして登録
お客様に合わせた「お酒とお店」をその場でPick UP
新たなプレーヤーとして地域と人を繋ぐ。

顧客の要望を商品にした、新しいプレーヤー
多種多様な商品が創造されることが重要

クールジャパンセミナー「日本発信と今とこれから」

クールジャパンとは、日本の文化コンテンツが国際的に評価されていること。または、日本の文化を外国に向けて行う宣伝活動。

日本から海外に発信している会社のインバウンド対策紹介

【ASOBISYSTEM】
講師:中川 悠介氏
ASOBI SYSTEM 代表取締役社長

現在、世界的に有名になっている、きゃりーぱみゅぱみゅのワールドツアーを実施
MOSHI MOSHI BOXという国内観光客や訪日外国人客に向けて併設した観光案内所
MOSHI MOSHI Fesで音楽好きな外国人の集客を図る(108万人の外国人にもしもし日本プロジェクトを発信しました。)

【Tokyo otaku mode inc】
講師:小高 奈皇光氏
Tokyo Otaku Mode 共同創業者 兼 CEO

フェイスブックを利用してGateboxなどの動画配信を海外に向けて発信して反響を受けました。
フェイスブックで集客してから自社サイト(ECサイト)に誘導を促しマネタイズしている。販売内容は、日本のゲームフィギュアなどの販売および配送を行っている。配送実績は130ヵ国もあり、日本ながらの丁寧な梱包をして発送している。自社で倉庫を管理していて日本と海外両方に建てています。

【MATCHA】
青木 優氏
MATCHA 代表取締役社長

こちらの会社では、観光系ウェブメディアを発信していて多言語対応をしています。現在では9言語で記事を読むことが可能です。閲覧は、タイや台湾が多く、多言語化しているため、日本に訪日した際の観光ツールの1つとして使われています。

遊動の時代 ~日本の未来資源に目を凝らす~

講師:原 研哉氏
日本デザインセンター 代表取締役社長

遊動の反対語は定住。

ものを溜め込んで、定住することが幸せだったがそうではなく、動くことで豊かになっていく時代。

2030年には18億人〜20億人もの世界中の旅行者の数になる。
世界人口の約1/3という数はものすごい数。
常に移動することで豊かさを享受する時代に突入した。

日本もインバウンドが増える傾向は間違いなく、ホテルは満杯の状態が続いている。

もの作りから価値を創造する日本になっていきます。
価値を創造していくことが21世紀の産業になります。

日本文化が元々もっているもの
緻密、丁寧、簡潔、繊細

日本の都市部の夜景は国際線のパイロットが世界最高というほどに、光の密度と精密感が違います。

気候、風土、文化、食

世界の地図を90°回転させると、日本列島がパチンコ台の受け皿のように見えます。
これは世界の文化が日本に全て落ちてきます。

何もないこと エンプティ に豪華なものに引けを感じないほどの贅沢さがある。
それを体現しているのが、MUJI。

これから日本

背景化するハイテク

物流

宿泊サービス → 異界というか誰もみたことのないような観光スポット。

移動 → 異界の地に連れていくために、車や飛行機などが必要不可欠になる。

国土

美意識

辺境と異界